乳腺外科医は基本的に外科専門医研修および乳腺外科専門医研修を経て、それぞれの資格を取得します。
その他にも必須ともいえる資格に検診マンモグラフィ読影認定医や乳がん検診超音波実施医・判定医があります。
そして皆さんの希望や興味を持つ分野にも数々の資格があります。

将来、「市中病院で手術や治療に専念したい」「開業を意識している」「研究にも興味がある」と考えている先生方・・・
当院で研修を開始した皆さんの将来像は変わっていくかもしれません。

それは当プログラムの研修病院にて、さまざまな将来を目指して働いている医師に出会うからです。そしてそれは私たち乳腺外科医だけではありません。同じくメスをもつ多くの外科医や放射線科の先生方、内科的治療の専門家、遺伝治療の専門家など豊富な人材に出会い、影響を受けることでしょう。

みなさんが新たな目標を定めたのなら、多くの先輩たちが実体験に基づいたアドバイスをしてくれます。
みなさんの将来は決して強制されたものでなく、みなさんが自ら選択してつかみ取っていくものだと考えています。
私たちは同じ乳腺外科領域で患者さんに向き合う仲間として、若い先生方の力になればと思っています。
皆さんの目指す乳腺外科医像を見いだし、そうなってくれれば嬉しく思います。

そして「患者さんと真摯に向きあい最適な治療を提供することが何よりも重要である」ということは、さまざまな方向性があっても変わらない真実であると考えています。